整形大国といえば、韓国やアメリカが有名です。2011年のランキングでは、一位アメリカ、二位ブラジル、三位中国、四位が日本でした。現在も日本での施術は年間100万近くの施術例があるようで、日本も海外の国に負けないくらいの整形大国と言えるでしょう。しかし、現在はアメリカを抜いてブラジルが美容整形では第一位の座を手にしています。
サッカーの神様であるマラドーナが、整形の施術でまるで女性のような顔になってしまったという記事は記憶に新しいことでしょう。しかし最近では、動物の美容整形術を禁止したり、リオのカーニバルのスクールに通う資格として、豊胸施術を行っていない自然な胸の人などを条件につけるなど、美容整形に対する考え方も変わってきた部分もあると言えるでしょう。では韓国が美容整形でトップじゃないのか、という疑問が上がると思います。実は人口比で言うのなら、韓国がトップになるのです。
人口1000人当たりの整形データをみると、ブラジルよりも多いことが分かり、しかも韓国は就職や結婚などで有利に働くなら整形もありという考え方が一般的で、実に女性に二人に一人の割合で何かしら整形を受けている女性が多く、中国人観光客がわざわざ韓国に整形施術を受けに来るという事実まであるくらい、韓国は整形に対して肯定的な国だと言えます。日本には、古来より「親にもらった体を傷つけるのはよくない」という考えからピアスの穴でさえ開けることに抵抗があった時代もありました。しかし、近年では10代にも満たない子供にもいじめや学生生活のことを考えて整形術を受けさせる親も存在し、そういった古風な考えも崩壊しつつあります。現在あまりにも一般的になってきた美容整形ですが、最終的に自分で責任を取るというのであれば施術を考えるのも良いと思われますが、飽くまでリスクや後遺症も抱える危険性があることを忘れないで受けるかどうかを考える必要があります。